2018年9月12日水曜日

花きセンターにてイベントを開催

9月8日(土)、9日(日)岩手県立花きセンターにおいて、「いわてフラワーウィーク2018」のイベントが開催されました。
9日午前には、今回のイベントの目玉の一つ、NHK 総合 TV「あさイチ」、NHK-ETV「趣味の園芸」などでおなじみの、矢澤秀成先生による、花育を行いました。


冒頭、寄せ植えに使用する花材の中で、県産の主力花きであるリンドウについて、生産者である千葉さんから解説をしていただきました。


続いて、矢澤先生から寄せ植え花材の紹介とともに、「シャベルとスコップの違いは?」といった道具のお話もしていただきました。
楽しいお話に、集まった子どもたちも、どんどん引き込まれていきます。


お話の後は、いよいよ寄せ植え作りです!保護者の方やスタッフの手を借りながら、容器に土を入れ、ポットから苗を抜いて植え付け…。みんな、真剣に取り組んでいました。


この日の花材、アガスターシェ、リンドウ、ペンタスの植え込みをしたら、最後に原種チューリップの球根を植え込んで完成です!


寄せ植え完成後は身の回りをかたづけて、家に帰ってからの管理の仕方を教わりました。春のチューリップまで長く楽しめる寄せ植え、皆さん満足そうな笑顔でお持ち帰りになりました。


昼食をはさみ、午後は「 人は花を育てる 花は人を育てる 」をテーマに、講演会を行ないました。この日は終日シトシトと雨が降っていたのですが、足元の悪い中、沢山の方々にご参加いただきました。

講演では、矢澤先生のこれまでの仕事内容について、スライドを映しながら笑いを交えたトークで苦労話も伺いました。矢澤先生は午前に行ったような花育にも力を入れていて、「世界にひとつだけの花」を作る教室では、花の受粉を解説するための縫いぐるみを自作する様子もスライドに映し出されました。
2時間という枠があっという間に過ぎてしまい、もっといろいろなお話を聞きたかったです。


また花きセンターでは同日開催のイベントとして、企画展「菊とくらし」がありました。
会場となった「花の館」には、キクやリンドウを使ったアレンジメント、寄せ植え、ハンギングバスケットの作品展示があり、「いわて花のデザイン大賞」のコンテストも行われました。
県産花きを使った寄せ植えとハンギングバスケットのディスプレイ

岩手県立農業大学校の生徒によるアレンジメント展示

いわて花のデザイン大賞出展作品

県産花きによるアレンジメントディスプレイ

イベント当日が肌寒い雨降りだったのが残念でしたが、このようなイベントを通して少しでも多くの方々に県産花きに親しんでいただければ幸いです。
(by畠山)