2023年11月7日火曜日

「希望のスイセン フラワーロード」開催

11月3日、陸前高田においてスイセンの球根植え付けイベントが行われました。

GreenFieldsでは2011年の東日本大震災以降、花と緑による復興支援「希望の花3.11プロジェクト」として陸前高田のフラワーロードに関わってきました。このフラワーロードには、故・柳生真吾さんによる「スイセンプロジェクト」から寄せられたスイセンのほか、春はチューリップやビオラ、パンジー、夏はサルビアにマリーゴールド、さらに宿根草など様々な植物が植えられてきましたが、2016年秋の嵩上げ工事に伴い中断することに…。その際に、花壇に植えられていたスイセン球根は掘り上げて、場所を移して育てられ続けました。

そして昨年、新たに整備された街に再びスイセンが植えられることとなり、今年は2年目となります。

これから植えるのは育て続けてきた球根たちのほか、「読売光と愛の事業団」の助成による2000球、復興支援で関わりのあった「浦戸諸島 海と花の物語」からの寄付777球、そのほか参加者の方が持ち寄った球根も加わりました。

現地に到着後、事前準備として球根を植える場所をスコップで掘り、堆肥を加えておきました。

そこに球根を配置…。

今年は植え場所が延長されたので、時間内に終われるか少し不安も。

参加者が集まりだし、準備も整ったところで開会式です。


主催の「陸前高田花の会」代表の佐藤新三郎さん、かつてのフラワーロードの代表、鈴木勝井先生、村上園芸さん、「陸前高田フラワーロードを応援し隊!」、さらに今年は北海道恵庭の内倉真裕美さんも駆けつけてくださいました。

簡単なレクチャーのあと、みんなで一斉に球根植えです!


しっかり根を張った芝に手こずる場面もありましたが、昨年よりは幾分楽な気も。

少しずつ移動しながら、せっせと手を動かす参加者の皆さん。

ゴールも見えてきました!
例年ならライトダウンでも着込むところですが、当日の最高気温は24度と11月とは思えない暑さになり、次々と上着を脱ぐ人続出。半袖姿も見えますね。


無事に予定通り、全ての球根を植え終わることができました。皆さん、お疲れ様でした!
このあとは恒例となった「お茶っ子タイム」!おしゃべりを楽しみながら、銘菓「かもめの玉子」や大福などを頬張って、疲れを癒やしました。

今回の活動の様子は、「高田松原津波復興祈念公園」のブログにもアップされています。

このあと、余力のある方にお手伝いいただき、津波復興祈念公園管理事務所前のコンテナの植え替えを行いました。



大型コンテナの土も入れ替え、パンジー、ビオラ、ラベンダーを植えました。




作業が終了したところで、村上園芸さん特製のカマ焼きが登場。美味しくいただきました!


次は、開花したスイセンに会いに行きたいですね!

昨年の活動の様子は、こちらでもご覧いただけます。

高田松原津波復興祈念公園 「鎮魂と未来への願いを込めて スイセンの球根を植えました」

陸前高田スイセン植え

2019年4月9日火曜日

花っこ会花壇etc.

3月末にみんなで植えた花壇の植物は翌日からの寒気にさらされて、心配だったので見守りに行ってきました。

新しい芽も伸びてきて元気に育っていました
ムスカリが咲いてたねダンゴやチューリップも元気です
鵜住居地区のプランターもチューリップの芽が出てきました。


おおちゃん花クラブではスイセンがお出迎え!



三陸鉄道も賑わっていました。鵜住居や大槌の駅では美味しそうな海鮮丼とからラーメンなどが食べれます。ぜひ行ってみて下さいね!変化する花壇もお楽しみに!


2019年3月29日金曜日

「海外に学ぶ多年草花壇作り」開催

 3月29日、釜石市において6回目となるコミュニティガーデン講座を開催しました。
今回は、これまでの活動の締めくくりとして、一昨年に横浜で開催された「全国都市緑化よこはまフェア」で赤レンガ倉庫前「ジャクリーンガーデン」のコーディネーターとしても尽力された平工詠子先生に、国内外の公共花壇についてお話をいただくことになりました。

まずは午前10時に釜石情報交流センター2階の会議室にて、国内外のガーデンや花壇の様子などのスライド画像を見ながら、季節の移り変わりを楽しめる花壇づくりの考え方やデザインのポイントなどを教えていただきました。


その後、かまりば前の「青葉通り花壇」に移動し、実際に「ナチュラリスティックな植栽」花壇を先生と一緒に作ります。
花壇には、事前に準備された宿根草のポット苗が配置されています。

さきほどのお話の中にも登場したスティッパや三尺バーベナ、ヒューケラにユーフォルビアなどなど、花期間や草丈、フォルムの異なる草花を 、先生の説明を聞きながら皆で植え込んできました。


いまはまだ、苗と苗との隙間もあって物足りなく見えますが、このあとどんどん株が膨らんで、株間も狭くなってきます。
季節が巡るごとに楽しみが増す花壇、これからの成長が楽しみですね!

花壇づくりの後は集会室に移動して、お茶っこをしながら、「あおば花っこ会」の新年度の活動について話し合いました。

最後に皆さんで記念撮影。
今後の活動でも、花壇を中心に笑顔の花が咲きますように!



(by畠山)

2019年2月25日月曜日

花・人・緑 交流会開催のお知らせ

来る3月15日(金)午前10時より、釜石市青葉ビルにおいて、『花・人・緑コミュニティガーデン交流会』を開催します。
県内外の花・緑に関わる活動事例を紹介するほか、地域づくりの活動をされてきた富永 一夫 氏をお招きして講演をしていただきます。
楽しい交流会にしたいと思っておりますので、皆様お気軽にご参加ください!

チラシは下記URLクリックで、PDFでもご覧いただけます。
◆「花・人・緑コミュニティガーデン交流会」チラシPDF
http://gfields.org/PDF/CG6.pdf

2019年2月24日日曜日

冬の花あそび「ハーバリウム」

2月22日(金)釜石市の青葉ビル研修室で、釜石園芸の柏舘先生に「ハーバリウム」作りを教えていただきました。
「ハーバリウム」とは植物を液体に入れた「植物標本」のことですが、色とりどりのドライフラワーやプリザーブドフラワーを綺麗にデザインして専用のオイルを入れた、お花のインテリアとして近頃人気です。講座の申し込みも30名を超え、定員を増やしての開催となりました。

今回使ったお花は色とりどりの紫陽花のプリザーブドフラワーから2色を選び、かすみ草と組み合わせて、専用のピンセットで順番に入れていきました。間に細い針金(デザイナーズコード)で作った小さなボールを入れることによってキラキラした華やかさが増しました。

先生の丁寧な指導で、世界で一つだけの素敵な「ハーバリウム」が完成しました。出来上がった「ハーバリウム」は日光に当てないと長持ちするとのこと。先生が持ってこられた、下からライトを照らすスタンドに置いて見せていただいたりと飾り方についても丁寧に教えていただきました。

花のない時期を彩る「ハーバリウム」に、皆さん笑顔がいっぱいでした。終了後は、お茶っこしながら、次回の交流会や講座について話し合いました。
315日は「花・緑・人」の交流会を開催します。
楽しい会になると思いますので、ぜひ皆さんご参加くださいね!

2019年2月4日月曜日

総会、企画講習会を開催

本日、Green Fieldsの通常総会を開催しました。
時ならぬ雨降りとなり足元が悪い中でしたが、10名の正会員の方に列席いただき、委任状出席も合わせ総会が成立。滞りなく議事を進行することができました。

総会終了後は昼食を挟んで、午後1時から目時泰子先生を講師にお招きしてアレンジメント講習会を開催しました。

アレンジメントなのにオアシスは見当たらないし、テーブルに並んだ見慣れない資材に、皆さん興味津々です。

最初は、先生によるブーケのデモンストレーションです。ブーケと言っても、こちらも見慣れない竹素材のようなものが出てきました。
実はアレンジメント用のザルを解したものだそうで、これを土台に、花材を差し込んでいきます。


 
 ただ差し込んでいるように見えて、ちゃんと手元でスパイラルに組んでいるのだとか。さすがはプロの手際、先生の手の中で、またたく間にブーケが花で膨らんでいきます。
最後に、ピリオドデザインの花器に生けて、完成です!

デモンストレーションの後は、いよいよ実践です。
今回は、カクテルグラスに「WASARA」を3個重ねて、玉石で固定しながら花を生けていくという手法。
てっぺんにはヒヤシンスの球根を3個、間に水仙やタラスピ(ナズナ)、ブプレウルム、マトリカリアなどを生けていきました。
特別にオアシスや花器を用意しなくても、素敵なアレンジメントを楽しめることを知り、目からウロコの講習会でした!
(by畠山)

2018年11月7日水曜日

沿岸活動報告

11月1日(木)、かまりば前の花壇のコスモスやマリーゴールドを片付けて、本格的な春に向けてチューリップとビオラで彩る「みんなの花壇作り」を行いました。

片付けた花壇のお花で、小さなブーケを作り持ち帰っていただきました。

また、花壇には前回植えたラベンダーと同様にメンテナンスが楽で季節感のある花壇になるように、ドライフラワーにできるアジサイや季節ごとに花が咲く宿根草を植えました。



たくさんの皆さんご参加いただきありがとうございます!
甘くて、スパイシーな香りに癒されながら、冬場の活動について話し合いました。
集まった皆さんで、ゆる〜く青葉通りの花壇を中心に花と緑を楽しむ「あおば花っこ会」を発足しました。


甘くて、スパイシーな香りに癒されながら、冬場の活動について話し合いました。
集まった皆さんで、ゆる〜く青葉通りの花壇を中心に花と緑を楽しむ「あおば花っこ会」を発足しました。


鵜住居地区では、「地区生活応援センターまつり」と春に向け、チューリップとビオラをみんなで植えました。プランターに3分の1土を入れ、チューリップの球根を置き、その上にビオラを植える2階建てになっています。今はビオラだけですが春になるとチューリップが間から顔を出してきます。

終了後はセンター内で「ローズマリーミルクティー」をいただき、冬の活動についてお話ししました。

館内に甘〜い香りが漂いました。ハーブっていいですね!
なお、今回使用した球根は、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会様からいただきました。