テーマは「種から育てる花づくりと岩手の花緑文化の未来を語る」です。
午後1時の開場を前に、会員10名で会場のセッティングなど準備を行いました。
ステージにはハンギングバスケットマスターの資格を持つ会員が作成した豪華なハンギングバスケットと寄せ植えが飾られ、おみやげにお持ち帰りいただくための「たねダンゴ」も作り、準備万端!
早めに昼食をとり、午後1時から来場される方々の受付を開始しました。
会は二部構成で、開会の辞の後、震災後に陸前高田や大槌の花壇作りに関わった一人として、「ガーデンチャリティ3.11」の呼びかけ人でガーデン誌BISESの編集長でもある八木波奈子さんに来賓ご挨拶をいただきました。
そして第一部、まずは陸前高田の「奇跡の丘」や「森の前花壇」、そして大槌ローソン前花壇などを手がけた二宮孝嗣さんに、種まきによる花壇デザインについて、植栽選びやその注意点についてなどスライドを交えてお話いただきました。
その中では、「風にそよぐ」とか「切り花用の」など、かつてない花壇を作るための苦労なども語られました。
続いて、震災後「グリーンアドバイザーによる花いっぱいキャンペーン」で被災各地を巡り、花と緑による復興支援活動を行っているサカタのタネの小杉波留夫さんから、「たねダンゴ」についてのお話しをいただきました。
泥団子を作るように土をこねて丸めて種をつけて作る「たねダンゴ」は、ワイワイとおしゃべりしながら老若男女誰でも楽しめ、開花も楽しみな新しい種まき手法です。
来場者の皆さんも興味津々で聞き入っていました。
この後一旦休憩を挟み、第二部は盛岡市在住の造園家・佐藤康之さんに「イーハトーブガーデン街道構想」についてお話しをいただきました。
氏によると、「この構想はまだ妄想の段階」ということでしたが、岩手県内に点在するガーデン施設、オープンガーデン、園芸店などを志と目的を持って繋げていけば、決して夢ではない話。会場内も盛り上がった雰囲気となりました。
続いて花壇実践グループということで、陸前高田フラワーロードの代表・鈴木勝井さんと森の前花壇の佐藤新三郎さん、紺野勝代さんから花壇についてお話をいただきました。
また明日のイベント準備のため参加できなかった「大槌町花と夢いっぱいプロジェクト」の阿部智子さんのご紹介と、大船渡で活動している柴田満喜子さん、十和田ガーデン花街道の小嶋敏子さん、2年後に控えた「希望鄕いわて国体・希望鄕いわて大会」の準備委員会、盛岡公園みどり課の方などからも一言ずついただきました。
今回のイベントは岩手県復興支援の担い手実践事業補助金を受けて実現したもので、56名の方にご参加をいただき、今後いかにして岩手から花と緑の文化を発信し広めていくのかを探る良い機会を得ることができました。
時間が押してしまったので撤収作業も慌ただしい中で、参加者全員ではありませんが記念撮影をしました。
有意義なお話しをたくさん聞くことができたこともあってか、皆さん良い笑顔ですね。
(by畠山)
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