2015年10月13日火曜日

ガーデン見学研修バスツアー開催

三連休の最終日となった10月12日(月)、大槌町発着のガーデン見学研修バスツアーを開催しました。
かねてよりこのブログでもご報告していますように、現在大槌の花と緑のまちづくりを考える講座を設けていますが、実際に様々なガーデンを見学し体感することで今後の花壇づくりにつなげていきたいとの趣旨で企画したバスツアーです。

今回は内陸のガーデニング施設と個人邸、そして大槌にも宿根草の苗を提供しているナーセリーを巡ります。内陸は沿岸よりも冷えるので、防寒と雨対策の連絡をお願いして当日を迎えました。
バスは朝8時、大槌町を出発!目的地まで約3時間の車中では、講師の牧野さん発案の「チューリップクイズ」で盛り上がりました。チューリップは身近な植物ですが、意外と知らないことが多いですね。

出発時の大槌は晴れでしたが、内陸では昨日からの雨が残るあいにくの天気。それでも最初の見学地「フラワー&ガーデン森の風」では、9月下旬に開催された「全日本フラワー&ガーデン選手権」の作品群がまだ展示されていたので、多様なデザインのガーデンを見ることができました。
会場ではちょうど紅葉が始まっていて、選手権の開催時よりも植栽の木々も落ち着いて、秋の彩りとなっていました。


1時間弱の見学を終え、昼食会場となる県立美術館のレストランへ。美味しいランチとともに、参加者間の会話も弾みました。

次に訪れるのは、第2回のコミュニティガーデン講座で庭木について講義をしてくださった仙北造園の佐藤社長が手がけた盛岡市内の個人邸2軒です。
実際に生活している庭には皆さん非常に関心が高く、小さな空間の活かし方や、傾斜地の利用の仕方など熱心に観察されていました。
最後に訪れたのは、滝沢市の「ガーデンプランツ工藤」です。ここは岩手に合った宿根草をメインに取り扱っていて、県外の方々も多く足を運ばれているナーセリーです。
オーナーからモデルガーデンについてお話いただき、ガーデンを歩きながら植えられている植物について質問に答えていただきました。
宿根草については第3回の講座で佐藤麻貴子さんに概略を学びましたが、その種類の多さに皆さん驚かれたようです。
モデルガーデン見学中にも、早々に気になる植物をレジカゴに確保している方も…。あとは思い思いに育ててみたい植物を手に取り、お買い物タイムとなりました。


今回、昼食会場の都合で一同が一つのテーブルを囲むことができなかったので、最後にわずかながらティータイムを設けました。
牧野さんの長崎土産のカステラと温かいお茶を手に、今回の感想を生の声で伺う貴重な時間となりました。

今回のツアーのすべての行程を終え、もっと見たかった!と名残惜しいところでしたが、一行はこの後再び約3時間かけて大槌に戻ります。東京から夜行バスでいらしていただいた牧野さんとGreen Fieldsスタッフは盛岡で一行とお別れしました。
一行も19時過ぎ無事に大槌に到着したと連絡が入り、一安心。皆様、バスでの長旅お疲れ様でした!
今回のツアーでいろいろと膨らんできたイメージを、いかに大槌の花壇に活かしていくかが今後の課題です。皆で一歩一歩、進んでいきましょう!
(by畠山)

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