2014年7月14日月曜日

北海道ガーデン視察・3

6月10日(木)第三日目
この日は台風の余波で朝から生憎の雨降りでしたが、皆のテンションは変わらず、「植物たちには恵みの雨」ということで元気に出発です。
この日は、十勝在住の山内さんにご案内していただきました。

1.幕別町個人邸
一番目に訪れたA邸は、一般公開はされていないというシークレットガーデンです。まずはその見事な芝生とコニファーの美しさに感動!
雨のお陰で植物の緑もしっとりして、美しさが際立ちます。

2.景山邸

こちらは病院の敷地内にあり、患者さんや付き添いの方など自由に入って見ることができるそうです。もともと患者さんたちの癒やしのために作られたガーデンとのこと。小さいながら、茶庭のコーナーもありました。
こちらも芝生が見事ですね!


3.真鍋庭園 広さ:約8ヘクタール(2万4千坪)

ここは、日本初のコニファーガーデンとして1966年から一般開放している庭園です。
コニファーを用いた日本庭園、西洋式庭園、風景式庭園があり、園内すべてを見て回ると軽く一時間はかかってしまう広さです。



そぼ降る雨が続いていましたが、高くそびえるもの、這うように広がるもの、こんもりと茂るものなどコニファーの特性がよくわかる植栽を確認しつつ、それぞれ思い思いに園内を散策して回りました。

日本庭園
園内の案内板


4.六花の森 広さ:約10ヘクタール(3万坪)

次に訪れたのは、マルセイバターサンドなどでお馴染み「六花亭」のメセナ活動によって作られた庭園で、点在する古民家風の建物には縁の芸術家たちの作品などが収められていました。




彫刻「考える人(ロダンから)」
ノハナショウブが見頃でした

施設内のカフェで昼食をとり、ガイドを努めてくださった山内さんとはここでお別れ。バスは次の目的地を目指します。

5.十勝千年の森

ヘッドガーデナーからのメッセージ
ここは「千年後の未来に遺す」をテーマに、環境貢献活動を源として作られたガーデンです。
相変わらずの雨で、アースガーデンやフォレストガーデンはほんの入口くらいで引き返してしまいました。
次回チャンスが有れば、千年の丘に登って広大な森を見渡してみたいです。


景観に配慮したプレート
メドウガーデン
メドウガーデンの植栽
ファームガーデン
オオウバユリの花
後ろ髪をひかれつつ十勝千年の森を後にし、一行は新千歳空港へ。残念ながら、東京組とはここでお別れです。

今回Green Worksさんには、行程から宿、バスの手配までしていただき、本当にお世話になりました。

広い北海道内、全てを見て回ることはとても叶いませんが、それでも北海道ガーデン街道に名を連ねている8ガーデンのうち5つを制覇するなど、かなり頑張って見て回ったと思います。

土地柄による植生の違い、生育の違い、土作りの大切さなどなど、学ぶべき点もまだまだたくさんあります。人生は日々勉強だそうですが、今回の経験を次の活動に活かすべく精進しなければなりませんね。

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